2014/07/25

CAMERA FULL OF KISSES

ブイーン、キュン、キュイン、ブイーン。という音で目ざめる。6時50分。そうだ、道男さんが庭の草を刈ってくれる日だ。慌てて庭に飛び出し、おはようございます。04の芝から那須店まで草刈りと言えば道男さん。その人にこの庭は手強いと言われる。というかただ怠けていただけなんですけど。ははは…。草を集めて袋詰め。熊久保さんがもう来てる。SHOZO向かいで図画工作社という広い意味(紙一枚から地域まで)でのデザイン事務所をされている。昨日、音楽室で熊さんとしばらく話し込む。興味深かったのは町おこしに芸術を使うのは、戦争が起きにくいから。という話。農にしても、食にしても意見の合わない人のアンチが発生しやすいということらしい。なるほど、確かに芸術は受け手の理解は殆ど必要ない。また、何かことを起こす時に地域の人に説明をしてわかってもらうだけでなく、お互いがわかり合えないことをわかり合う、ことも必要なのだと言う話もする。そうだな、それが最低限の理解だったりもする。地域のためという使命感の裏側にかならずネガティブな側面が隠れていることに気がついている人はどれだけいるだろうか。遠くから来る人たちを満足させて一部の地元の人が潤う。それでは行政の観光課と大して変わらない。地元の人たちの参加意識と満足を高めるにはどうすれば良いのだろうか。としばし感化され考える。熊さんは毎日こんなことを考えて生きているんだなぁ。やるなぁ。そしてもうひとつ、そんな彼はいま、モーレツに結婚したいらしい。