2014/10/21

麻薬みたいに酔わせてくれる痛みをとき

勤務最終日は怒濤の様な忙しさでありがたかった。変わらないいつものような一日が過ぎて欲しいと思っていたから。朝礼でみんなにこんなこと話そうかななんて考えていた事もあったけど、千恵子さんの涙を見たら全部吹っ飛んじゃって、好き勝手やらせてくれてありがとう、なんて挨拶にもならない様な事を言ってしまった。まぁ、実際好き勝手やらせてもらって僕のSHOZOでの時間は過ぎて行き、気がつけば5年半。店長を4年ほどさせてもらった。時々店長としての仕事を評価して頂く事があるのだけれど、実は前任の恵美ちゃんが相当な土台を作っていてくれたから今の僕はある。恵美ちゃんが先に辞めてしまった後も二人で今のお店を整えてきたという気持ちはとても強い。唯一、他人に何かをしてもらう力だけが僕の取り柄だった。戦国武将なら間違いなく 、“鳴かぬなら 鳴かせてみせてよ ホトトギス”。そんなわけで一人で評価を頂くのは忍びないから半分は恵美ちゃんへ。もちろんそれに応えてくれたスタッフ達にもう半分。まだまだやりたい事のアイデアは山ほどあるけど一旦は終了。続きは佳織さんと小玖有さんと3人で少しずつ実現して行くのだ。こんな事を書きながらかなり前から先の事を考えている。僕の性格を考えたら何の考えもなしで鳥取なんて行けるわけないでしょ。ねぇ。