娘が保育園で転んで、階段でおでこをぶつけて3針縫った。服が血にまみれていたり、病院で泣きわめいたり、怪我の具合を見るだけで締め付けられるけれど、それ以上に他人の監督下で我が子が怪我をすることがこんなにも親にとって苦しいことだとは思わなかった。そういう事は起きるもんだと納得させるには少し時間が掛かりそう。幸い本人はすこぶる元気で、経過も良好。10年経って、怪我の跡が残らなければいいな。と今は祈るばかり。ひと月に親子で救急外来にお世話になるなんて、まったく笑ってられないよ。
2016/05/17
まだぼろぼろの手つかずですが、3階よりちょっと高く感じる屋上はとっても気持ちが良い。いつかきれいに整えて、長テーブル出して、思い思いの椅子を持って夏の夕暮れから何人かでご飯食べたり出来たらいいなーとここに来るたびに思う。入院中はとにかく本を読んで読んで読んだ。本ってやっぱりすごいんですよ。何がすごいってやっぱり考えている事へのヒントが色んな所にちりばめられていて(選んだのは佳織さんなんだけど)、40歳になって手術して、入院して、ゆっくり物事を考えるっていうこの流れが必然だったんじゃないかと思わされる。10年、20年経った時にあの時の入院はポイントだったんだ、とか絶対言いそう。明日は手術後初めての再診。昨日からすこぶる調子が良いから、この分だと問題なしだと思う。そうしたらやっとお店を開けられるし、娘だっていくらでも抱っこしてあげられる。でも、お店を開けたら、あぁーあの時みたいな休みが欲しいっって絶対思うね。
2016/05/15
2016/01/07
実家で長年使っていたダイニングテーブルが届いた。僕がずっと父にいつかゆずって欲しいと言っていた物だ。デンマーク製のチーク材でエクステンション付き。僕が物心ついた時から実家で使っていたからもうすぐ40年戦士。今はヴィンテージ家具になって、北欧家具屋ならそこそこいい値段がつくだろう。状態も良く、まだまだ現役、きっとこれからもまだまだ現役。嬉しいなぁと思って、お店のどこに置こうと見回していたら、妙なことに気が付いた。北欧家具に間接照明、ゴムの木やときどきある自作の家具、山ほどの本があることもソファが好きなことだって、僕が生まれ育った実家にあったような物ばかり。一番落ち着く形を探していたらそうなってた。結局僕がそういう面で最も影響を受けた人は、誰よりも父だったのではないかと思う。
2016/01/04
気温14℃、こんな暖かいお正月は記憶にないなぁ。昨年は元旦から2日間大雪だった。鳥取で迎える2度目の年越し。とは言っても今年は松江の老舗ホテルでのんびりしている間に、気がついたら年が明けてた。酔い覚ましに近くのコンビニまで行った時に、まさか人生で大晦日の夜に松江を歩くことがあるなんて思ってもみなかった、と美しい街を眺めながらしみじみ思う。もうすっかり西の人だなー。年末年始は1週間ほどお店はお休み。元旦から仲間たちと戦うように働いていた頃も、それはそれで楽しかったが、時間と共に環境は変わって行くもの。そのおかげで元旦からこうして足立美術館の庭園を眺めることができるわけで。子どもがもう少し大きくなって、余裕が出てきたら人が休んでいる時期の安息の場を短い時間でも提供出来るようになるかもしれないし、そんな気にはもうならないかもしれない。その時に決めよう。美術館で目にした魯山人の言葉に深く共感をしながら、今年の目標を心の中で唱える。前に栃木で働いていた時は、向こう15年分くらいの自分の仕事の計画が立ててあったから、それをどういう方法で実現して行くか、そればかり考えて働いてた。きっとそのまま働いていたら、全部実現出来ただろうなと思う。それくらい守られた環境にいた。多くのものより、確実なもの、忙しい店でなく良い店に。少し前にいろいろブレて自分が定まらない時に、簡単なことを簡単に教えてくれた人がいた、「派手なものを見せられると、心はざわつくけれど、うちはうち、よそはよそ」。全くもってその通り。ちょっとすっきりとした気持ちで内面とだけ向き合えそうな2016年始まりました。皆様、どうぞよろしくお願いします。
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